アイナ・ジ・エンドは、その天性のハスキーボイスと独自の表現力で知られています。彼女の10年間の歩みを詰め込んだ1st写真集『幻友』では、現実の日々がまるで夢のように感じられる温かくも切ない写真が収められています。今回は、その中から特別に数枚をお見せします。
彼女の写真は、ふと目を離した瞬間に青空の向こうへと消えてしまいそうな儚さを感じさせます。手を伸ばせば届く距離に感じられる「夢うつつ」の瞬間を切り取った作品たちです。
アイナ・ジ・エンドは、アーティストとしての10年間の軌跡を収めた写真集『幻友』を発売しました。この写真集は、フォトグラファーの興椙真穂さんがアイナのプライベートや活動を10年間にわたって撮影したもので、彼女の成長と変化を感じられる内容となっています。
アイナは、「周りの人たちが自分を愛してくれていることに、この10年で気づきました」と語り、写真集のタイトル『幻友』についても、「友達や親友というカテゴライズには当てはまらない、特別な関係を表現したかった」と説明しています。
特に印象深い写真について、アイナは「椅子に座ってカップ麺ができるのを待っているだけの写真です」と述べています。この写真は、昨年の3月末に額をケガした後のもので、真穂さんが毎日のようにお見舞いに来てくれていた時期に撮影されました。アイナは「真穂になら写真を撮られてもいいかなと思った」と振り返ります。
10年間の写真を振り返ると、アイナは「10年前はマツエク2本に黒いデカカラコンをして、分厚くて絶対に動かない前髪をしていました」と言い、その前髪を「奇跡のヘルメット」と呼んでいたと笑います。しかし、今は「どう写っても大丈夫」と思うようになり、それは周りの人たちが自分を愛してくれていることに気づいたからだと語ります。
一方で、変わらない自分については「ずっと自信がなさそうなところ」と述べ、真穂さんの前だからこそそのままの自分が出ていると感じています。
BiSH解散後、アイナはソロアーティストとしての音楽活動に加え、映画『キリエのうた』での主演など、幅広い表現活動を行っています。最初はひとりで表に出ることが怖かったものの、今では歌うことや踊ることを楽しむようになったと話します。
今後については、「音楽で自分を育てていきたい」と語り、コーチェラ・フェスティバルに参加することを目標に掲げています。これからも音楽を核にした活動を続け、自分の限界を探りながら成長していくアイナ・ジ・エンドに注目です。
アイナ・ジ・エンドは、大阪府出身で12月27日生まれ。2021年には全曲作詞作曲の1stアルバム『THE END』をリリースし、ソロ活動を本格的にスタートさせました。2023年6月にBiSHが解散した後は、ソロアーティストとしての活動を続けています。9月11日には、自身初の日本武道館公演「ENDROLL」が開催される予定です。
公式Xアカウント【@aina_THEEND】や公式Instagram【@ainatheend_official】で最新情報をチェックしてください。アイナ・ジ・エンドの1st写真集『幻友』はムービーウォーカーから発売中です。
アイナ・ジ・エンド1st写真集 「幻友」 大型本 – ビッグブック, 2024/4/6
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