森口博子(もりぐち ひろこ、1968年6月13日生まれ)は、福岡県福岡市出身の歌手・タレント・女優です。本名は花村博美(はなむら ひろみ)。NHK『勝ち抜き歌謡天国』で準優勝したことがきっかけで芸能界入りし、1985年にアニメ『機動戦士Ζガンダム』の後期オープニングテーマ「水の星へ愛をこめて」でアイドル歌手としてデビューしました。この曲はオリコン16位を記録し、スマッシュヒットとなりました。
同期には本田美奈子、中山美穂、斉藤由貴などがいますが、次のシングルはヒットせず、歌手としての認知度向上には苦労しました。しかし、1988年のアニメ『鎧伝サムライトルーパー』の後期テーマ曲「サムライハート」がヒットし、再び注目を集めました。
高校卒業を前に所属事務所からリストラ宣告を受けましたが、「なんでもやりますから帰さないで」と懇願し、バラエティ番組での仕事を一生懸命こなしました。その結果、クイズ番組やバラエティ番組での露出が増え、トーク力を磨いていきました。フジテレビ『ものまね王座決定戦』では工藤静香のものまねで優勝し、バラドルとしての地位を確立しました。
1991年には劇場版アニメ『機動戦士ガンダムF91』の主題歌「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」がオリコンシングルチャート最高9位を記録し、27週にわたってベスト100以内にランクインしました。この曲は年間ランキングでも47位に入り、森口博子の最大のヒット曲となりました。この成功を機に、ガンダムファンや一般層にも歌手として広く認知されるようになり、1991年から1996年までの6年間、『NHK紅白歌合戦』に連続出場しました。
また、森口博子はその明るいキャラクターと美肌、スタイルでも注目され、写真集も発売されました。紅白歌合戦では幾度も紅組司会の候補に挙がるなど、その人気は絶大でした。
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